2015年5月16日土曜日

カーニバル






今日は子供たちの学校でカーニバルがありました。
一年の中で一番盛り上がるイベントで、学校側は一番の稼ぎ時のイベントでもあります。





以前のブログにも書きましたが、こちらの学校は父兄がボランティアをしてお金を稼ぎ、そのお金を学校のアクティビティに充てる学校も少なくありません。
今日は学校一盛り上がるイベントで、大勢の人が来るため準備する父兄も朝から大わらわ。





私はカフェテリアの食堂にこもり、ひたすらシアントロ(香草、パクチー)を刻んでいました。




隣ではメキシカンのお母さんがキャベツを刻んでいます。
キャベツのみじん切り一つでもお国柄ってあるんだなーって横目で観察しながら思ってしまいました。
キャベツの丸いほうを下にして表面を削り取るように切ってるんです。
日本だと平らな方を下にして、片手を猫の手にしてガがガーッと素早く切っていきますよね。
面白い♪





私が初めてオーストラリアでホームステイしたときに、お母さんが手のひらをまな板代わりにして鉛筆を削るような感じで桃を切ってくれたのを見てへぇ~、と感心したときのことを思い出しました。
包丁の使い方一本でもいろんな国でやり方が違う。
私が海外旅行が好きな理由の一つはコレなんです。いろんな国の文化を見てみたい。
別に文化遺産を見て回らなくても、免税店で買い物三昧しなくても、道端の屋台とか、市場とか、そんなところでも「へぇ~」はたくさん転がってる。
赤ちゃんの抱っこの仕方とか、お茶の入れ方とか、そういう小さな驚きをいつも体験していたんです。





、、、と話はまたそれました(笑)
隣ではププサというエルサルバドルの料理を作ってます。


こちらはトウモロコシの皮にトウモロコシの粉を練って、お肉やチーズを入れたものを巻いて蒸したタマレス。子供の大好物。

朝からひたすらひたすら他のお母さんたちとおしゃべりしながら用意しました。






私はエンチラーダの屋台のお手伝い。


このエンチラーダ、絶品だった~!
子供のクラスのメキシカンのお母さんが仕切っていろんな種類のメキシカン料理を作っていきます。





子供たちはゲームに、バウンスハウスに、フェイスペイントにと大忙し。
普段昼間にしか会わないお友達と夜に会って、一緒にご飯を食べて、思い切り遊んで。
毎年毎年、この日を指折り数えて楽しみにしているのも納得です。
私が子供のころ盆踊りを楽しみにしていたのと同じような感覚かな。






この自転車のおじさん、毎年来てくれます。
自転車にこんなにたくさんの子供を乗せて、学校内をひたすらグルグル回る、を5時から8時まで3時間ずーっとやってくれます。
きっと体力がものすごくあるんだろうなぁ。私は子供を一人後ろに乗せただけでゼーゼー言っちゃうのに。





これも人気のアクティビティ。
右側のシャークの真ん中の赤いボタンにボールを投げます。
上手く命中したら、左側の女の子が座っている椅子が動いて女の子はその下の水がたっぷり入ってるプールにジャボンと落ちてしまうという単純でくだらないゲームです(笑)
これが子供たちに大人気。
夕方の寒い時間にびしょ濡れになっても全然平気なアメリカ人の子供たちの逞しさを見せつけられます。




今、アメリカは大体8時くらいになるとだんだん暗くなり始めます。
少しづつ日が落ちてきて、楽しい宴は終了。
カーニバルが終わるともう少しで夏休みなんだなーと楽しみと、しみじみと二つの複雑な感覚が湧いてきます。
こちらは学年が9月から始まるため、夏休みが始まるということはその学年は終了ということ。
同じクラスのお友達との残り少ない時間を楽しんでほしいなって思います。








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